俳諧
俳諧 はいかい。(たわむれ・おどけ・諧謔の意)
(俳諧の連歌の略)日本独自の短詩形文芸形式の一。「座(共同体)」の意識のもとに成立し、
「滑稽(こっけい)」を本質とする文芸。発句(ほっく)・連句・前句付・俳文などより成る。→連歌
室町末期の山崎宗鑑・荒木田守武らによる滑稽・卑俗な作風を受け、
江戸時代に松永貞徳が出て独自なジャンルとして確立。
談林(*1)俳諧を経て松尾芭蕉の蕉風に至って文学的に高められた。→芸術
*1)だんりん談林(栴檀林センダンリンの略) : 僧侶が学問・修行をする場所。寺院。「談林派」の略。
「談林派」は俳諧の一派。西山宗因を中心に井原西鶴・岡西惟中らが集まり、延宝年間
(1673-1681)に隆盛をみた。言語遊戯を主とする貞門(*2)の古風を嫌い、式目(*3)の簡略化
をはかり、奇抜な着想・見立てと軽妙な言い回しを特色としする。蕉風の発生とともに衰退。
*2)ていもん : 俳諧の一派。松永貞徳を祖とし、寛永(1624-1644)初期から約半世紀にわたって盛行。
安原貞室・山本西部・北村季吟などを代表とし知識層を中心に普及。
発句は言語遊戯を、付合(*4)は詞付(*5)を主とする。古風。貞徳風。
*3)しきもく : (「式」は法式、「目」は条目)@中世、法令・規則を箇条書きにしたもの。武家法に多く、
「貞永式目(御成敗式目)」や「建武式目」はその主なもの。式条。
A連歌・俳諧を詠むための規則・法式を箇条書きにしたもの。連歌の「応安新式」など。
*4)ふごう : 所有者の異なる二個以上の物が何らかの理由で強く結合し、分離されると物理的・
経済的に著しく不適当と思われる場合、民法上一個のものとして取り扱うこと。
甲の田に植えられた乙の苗などがその例。附合。
(*5) ?:
<俳句>五七五の三句の定型から成り、季語を含むことを約束とする日本独自の短詩型文芸。俳諧
連句)の発句(第一句目)が独立して出来た。「俳諧の句」を略した語で、もとは連句の各句
をもさしたが、明治中期、正岡子規が俳諧革新運動において、旧派の月並俳諧における
「発句」に抗する意図でこの語を使用したことから一般化し定着した。⇒

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