診断に必要な
臨床症状
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1.発症から4週以内に極期に達する眼筋麻痺と運動失調
・眼筋麻痺 : 外眼筋麻痺や内眼筋麻痺のどちらか一方のみのことも、
全外眼筋麻痺のこともあるが、軽症では外眼筋麻痺のみでよい。
下方注視麻痺を欠くこともある。
通常、比較的左右対称性であるが稀に片眼のこともある。
・運動失調:小脳性運動失調の事が多いが稀に深部感覚性運動失調を伴う事もある
肢節運動失調に比し体幹失調が優位のことが多い。
継ぎ足歩行や片脚立ちのみが不安定なだけの軽症例もある。
通常、肢節運動失調は比較的左右対称である。 |
| 2.意識障害 : 刺激で容易に覚醒する傾眠状態から昏睡に至るまで、さまざまです |
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診断の参考と
なる
臨床所見
(重要な順に)
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1.腱反射亢進:
・腱反射が亢進していた場合には診断し易いが低下・消失する事も多いことに留意する
・バビンスキー反射や半身の感覚障害などの長経路徴候をみることもある
・通常、錐体路徴候は左右対称です |
| 2.前駆症状 : 頭痛や上気道炎、胃腸炎などの先行感染症状がある |
| 3.外眼筋麻痺以外の脳症状 :顔面神経麻痺、球麻痺が多くみられ、両側性のことが多い |
4.筋力低下 : 比較的左右対称性、両側弛緩性四肢麻痺を伴った場合には、Guillain-
Barre症候群とのオーバーラップとして捉える |
| 5.大脳半球症状 : まれに痙攣や精神症状などをみることがある |
| 6.錐体外路徴候 : まれに固縮や振戦をみることがある |
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診断の参考と
なる
検査所見
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| 1.血清IgG抗GQ1b抗体陽性 : 陰性例も存在することに留意する |
2.髄液細胞数増多あるいは蛋白細胞解離 : 蛋白は上昇は発症1週間以内でしか見られ
ないが、第2週以降では8割近くで観察される |
3.電気生理学的所見 : 脳波では徐波をみることがある
聴性脳幹反応、瞬目反射、体性感覚誘発電位より中枢神経障害を示唆する所見がある |
| 4.頭部MRI画像所見 : 脳幹部から視床の範囲に異常信号域として描出されることもある |
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鑑別疾患
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脳血管障害、ボツリヌス中毒、ウェルニッケ脳症、破傷風 クロイツフェルド ヤコブ病
ウイルス性脳幹脳炎(とくに脳幹型ヘルペス脳炎)、重症筋無力症、急性散在性脳脊髄炎
多発性硬化症、神経ベーチェット症候群、脳幹部腫瘍、下垂体、脳卒中、血管炎、リンパ腫 |