網膜色素変性症
pigmentary degeneration of the retina 。
網膜色素上皮の先天的素因による変性で、視細胞が変性し視野狭窄、視力低下、夜盲を訴える。
<色素性網網膜炎の治療>Medical Tribune 2008・9・18の記事を省略して記載します。アーヘン大学病院
眼科で実施した試験の結果、マイクロチップを組み込んだ完全植え込み型視覚プロテーゼ"EpiRet"
を用いれば、色素性網膜炎による失明患者が再び光源の位置を感知し、点や線などのパターンを
認識できるようになることが実証されたと報告している。
色素性網膜炎で失明した患者6例すべてで、最低限の視力を回復させることが出来、患者は障害物を
視認し、移動すべき方向を確認できるようなったとしている。
EpiRetシステムは小型ビデオカメラ付きの眼鏡フレーム、頭部に装着する小型の機器、眼内植え込み
部により構成されている。ビデオカメラの撮影データはマイクロチップによって電気的インパルスに変換
され、極めて薄いフィルムを介して網膜上に固定された25個の微小電極に伝えられる。電気的インパル
スは網膜の神経細胞を刺激し、視神経を介して視覚領域皮質に伝わり、視覚印象が生ずる。
現在は最大25画素しかないので、低解像度で対象物を認識するには若干の訓練が必要ですが、
次世代プロテーゼは、網膜上の電極数を25から265に引き上げることを目的としています。
色素性網膜炎は遺伝性疾患ですが、今後は、黄斑変性症(→眼の疾患(加齢に伴う))にも適応できる
よう、EpiRetにさらなる改良を加えることを検討しているとしています。
→血液脳関門、眼の疾患(加齢に伴う)、⇒

|