片(偏)頭痛
migraine、hemicrania : 大辞林に依ると、発作的でしばしば吐き気を伴う頭痛2
古典的な偏頭痛は、眼の症状があります。
偏頭痛の診断は、1) 頭痛、2) 吐き気、3) 眼の症状(閃輝暗点)を満たす時。
但し、他の器質的疾患が無い時、です。
原因は、脳の動脈攣縮(収縮)に続いく血管の拡張に因るとされています。
血管攣縮が起こる原因は不明ですが、月経、過労、ストレスが原因と思われ事が多い。
女性の患者が圧倒的です。
治療は@ 頭痛が起こる前に飲む薬、と、A頭痛が出てから飲む薬があります。
@と Aの薬を上手に使い分けて下さい。Aの薬は一ケ月に十錠以内の服用にして下さい。
*) 日本頭痛学会では、A型ボツリヌス菌毒素(BoNT-A)による治療が、片頭痛の軽症化に良い
効果が有ると報告しています(→ボツリヌス中毒)。これは、感覚過敏(アロディニア)
を抑制することによる効果てとして評価しています。
頭痛・頭痛2の項に詳しい分類、診断などを記述しています。
*)2009・1・29のMedical Tribune の記事によると、後頭部の後頭神経付近に小型神経刺激装置
(bion)を埋め込み、持続的な神経刺激を与えると、6例中4例での片頭痛の改善レベルが、
疼痛尺度(1〜10点)で80〜95%と報告された。(後頭神経刺激療法)
*) 緊張性頭痛 : 緊張性頭痛は、一次性頭痛として診断するのではなく、一次性片頭痛と緊張型
頭痛が混在した事例についても、片頭痛への"まとわり付き"と説明したいとするのです。
すなわち、緊張性頭痛は、輪郭が不鮮明で、他の機能的・器質的疾患と重なり合って
構成されるもので、各種病態や疾患に"まとわり付いた"症状の一つと考えるべきとした。
片頭痛や群発頭痛を診る同じ視点で捉えて診察すべきでないと考えるとしている。
*) 頸原性頭痛 : 上位頸神経(C1〜3)の病変により、多くは変側性、非拍動性に出現し、時間
経過で拍動痛や神経痛様の痛みも生ずることがある。緊張性頭痛の一亜型としたいと
していますが、私は単に、二次性頭痛とすれば良いと思います。
*)顎関節症・咀嚼筋障害の頭痛 : 顔面痛の項の入る疾患ですが。顎関節と咀嚼筋を含む疾患です。
その症状は、緊張性頭痛とか頸原性頭痛と同じ症状であり、二次性頭痛として記載される
べきとしています。顎関節と側頭筋、咬筋、内側・外側翼突筋という咀嚼筋が含まれた総合的
な頭痛として診断されるべきとしています。 →遺伝子、慢性連日性頭痛も参照を。⇒

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